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■南部ふみひろ講演会事務所

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📝 テックボール観戦記

9月20日、名古屋市東スポーツセンターで開催されたテックボール競技を観戦しました。 私自身、テックボールを生で見るのは初めてで、いきなりアジア競技大会の決勝戦という、非常に豪華な観戦デビューとなりました。 多くの県民の皆さんも、まだテックボールという競技を見たことがないのではないでしょうか。

目次

■ テックボールはどこで生まれたのか

テックボールは2012年にハンガリーで誕生した新しいスポーツです。 元サッカー選手ガボール・ボルサニ氏と、科学者ヴィクトル・フスパー氏が、 「サッカーの技術を安全に、戦略的に楽しめる競技を作れないか」 という発想から生み出しました。

新しいスポーツが国際大会の正式種目に採用されることは珍しく、 その意味でも今回のアジア競技大会は、スポーツ文化の転換点と言えます。

■ 競技ルールと特徴

テックボールは、卓球台をゆるやかに湾曲させた専用台(テックテーブル)を使い、 サッカーボールほどの大きさのボールを、足・頭・胸など手以外で最大3回以内に返す競技です。 卓球とサッカーを掛け合わせたような、非常にユニークなスポーツです。

● 試合形式

  • 1試合は3セットマッチ(2セット先取)
  • 各セットは12点先取
  • 最終3セット目のみ「12点以上かつ2点差」で勝敗が決まる

■ 観戦して感じたこと

率直に申し上げて、アクロバティックで見ごたえのある競技でした。 豪快なオーバーヘッドキックが決まると会場は一気に熱狂し、 新興スポーツとは思えない盛り上がりを見せていました。

一方で、自らのミスによる失点が多いことも印象的でした。 バレーボールで例えるなら、

  • セッターが上げたボールをアタッカーが打ち損ねる
  • 簡単なレシーブを拾い損ねる といった場面が多く、競技としての技術はこれから成熟していく段階だと感じました。

■ アジア競技大会の正式種目になった背景

テックボールがアジア競技大会の正式種目に採用されたのは、 2026年4月にアジア・オリンピック評議会(OCA)が発表したことがきっかけです。

国際テックボール連盟(FITEQ)が強力に普及活動を進め、 大会側との協議の結果、 宿泊費や大会運営にかかる費用はテックボール側が負担するという条件で正式採用が実現したと言われています。

新興競技が総合大会に採用される際に見られる典型的な形であり、 国際競技団体の戦略性を感じます。

■ 愛知県民にとっての意義は何か

今回のアジア競技大会は、愛知県が主催地として大きな役割を担っています。 その中で、テックボールのような新しい競技が正式種目として実施されることは、 県民が新しいスポーツ文化に触れる機会を広げるという意味で価値があると感じました。

また、若い世代が新しい競技に挑戦することで、 地域スポーツの裾野が広がり、 将来的には愛知県から国際大会に出場する選手が生まれる可能性もあります。

■ 日本で競技人口は増えるのか

素直な気持ちとして、 サッカーやフットサルの経験があれば比較的入りやすい競技だと思います。 しかし、経験がない場合は難易度が高く、 さらに手を使えないため、 足を高く上げ、縦横無尽に身体を使う柔軟性と瞬発力が必要で、若い世代向けの競技という印象を受けました。

私自身、中学生時代に卓球をしていましたが、卓球経験があるからテックボールに入りやすい、とは思いません。 「これは無理だ」と正直に感じました。

今後日本で広げていくには、 若い世代、できればサッカー経験者が選手として入ってくれることが近道ではないかと思います

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