皆さま、こんにちは。愛知県議会議員の南部ふみひろです。
5月16日、名古屋特殊陶業市民会館にて行われた「名古屋市自衛隊家族会 総会・講演会」に参加してまいりました。地域と自衛隊、そしてご家族をつなぐ大切な活動の場として、意義深いひとときとなりました。
ユーモアと知恵に富んだ防災講話
総会の後には、防災に関する講話が行われ、講師は私の自衛隊時代の2年先輩である大西喜隆さんが務められました。肩書きは実に多彩で、元幹部自衛官(35普通科連隊レンジャー)、35連隊会OB会長、山九㈱社員、さらには名古屋まつりで秀吉役を2回務めた名物男。そして何より「酒と走りに滅法強い」人物として知られています。
その大西先輩の講話は、なんと「サザエさん一家」を題材にした防災講話。このアプローチが実にユニークで、来場者の皆さんからは笑いと頷きが絶えませんでした。登場人物を日常の防災意識に照らし合わせ、親しみやすく、かつ実践的な内容で語られ、まさに「笑って学べる防災」でした。
講話後、「これはぜひ多くの方に聞いてほしい」と思えるほど秀逸な内容でした。地域の防災講座などでもお勧めしたい講師です。
家族会の役割 ― 任務に集中できる環境を後方から支える
この会に出席し、改めて感じたのは、自衛隊家族会が担う“後方支援”の尊さです。災害派遣などの緊急任務に就く自衛官たちは、その背後に家族の理解と支援があることで、安心して現場に向かうことができます。
家族会では、災害派遣時に自衛官とその家族をつなぐ橋渡し役として、安否確認や情報共有を行うなど、見えない部分での支援を担っています。これはまさに「民間の自衛隊支援部隊」とも言える存在であり、私自身、元自衛官としても深く頭の下がる思いです。

安全保障は現場だけではない
安全保障や災害対応といえば、自衛官の現場活動ばかりが注目されがちですが、その基盤には家族や地域の理解・支援が欠かせません。本日の総会と講話を通じて、それを再認識しました。
私自身も、地方議員として引き続きこうした「見えない支援」の重要性を広め、制度や施策の後押しをしていく所存です。
ご準備・運営にあたられた家族会の皆さま、そして心に残る講話をしてくださった大西先輩に心より感謝申し上げます。
今後とも、自衛隊とそのご家族、そして地域社会との絆を大切にしてまいります。
南部ふみひろ
愛知県議会議員(名古屋市守山区選出)
自民党/元自衛官・元個人事業主