皆さま、こんにちは。愛知県議会議員の南部ふみひろです。
5月10日、名古屋国際センターにて開催された「春の台湾文化祭」に参加してまいりました。この日は奇しくも私の誕生日と重なり、台湾の方々との文化交流の中で、たいへん思い出深い一日となりました。
文化の架け橋としての台湾文化祭
式典では、主催者や来賓の皆さまが見守るなか、私も祝辞を述べさせていただきました。長きにわたる日本と台湾の友好関係、そして相互理解と協力が育んできた文化の交流に、心より敬意を表します。
会場では台湾の伝統舞踊や音楽、工芸、そして郷土料理などが紹介され、多くの来場者で賑わっておりました。台湾の皆さまの温かなおもてなしと、しっかりと根付いたアイデンティティが、地域文化の魅力として輝いていたことが印象的でした。

台湾有事と日本有事 ― 安全保障上の現実
今回の文化祭の場を借りて、私は日本と台湾の将来に深く関わるテーマにも言及しました。それは「台湾有事は日本有事である」という視点です。これは単なるスローガンではなく、地政学的、国際法的に見ても極めて現実的な認識です。
具体的には以下の理由があります:
- 台湾は尖閣諸島領有を主張しているため、日本との間で未解決の領土問題を抱えています。
- 中国は台湾の領有を強く主張し、軍事的・外交的圧力を強めています。
- 仮に中国が台湾を奪取すれば、その延長として尖閣諸島を奪う口実が成立し、我が国の主権と領土が直接的に脅かされる可能性があります。
このように、台湾の情勢は決して「遠い外国の話」ではなく、日本自身の安全保障に直結する重大な問題なのです。
地方議員として、国防意識の共有を
私は元自衛官としての経験を持ち、今も一地方議員として活動していますが、安全保障や防衛に関する意識を地域の皆さまと共有することが重要だと考えています。
文化交流の機会を通じてこそ、相手国との信頼関係を築き、また同時に日本の立場や国益について考える契機を得ることができます。台湾文化祭のような場が、未来への理解と協力を深める機会となることを願ってやみません。
今後とも、文化・防衛・外交をつなぐ視点を持ちながら、県政の現場でも発信してまいります。
引き続き、皆さまのご支援とご指導をよろしくお願いいたします。