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■南部ふみひろ講演会事務所

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「めぐみへの誓い」上映会&トーク in 名古屋に参加しました


こんにちは。愛知県議会議員の南部ふみひろです。

4月12日、名古屋市中区の「なごや人権啓発センター ソレイユプラザなごや」にて開催された「めぐみへの誓い」上映会&トークイベントに参加させていただきました。

この催しは、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない「特定失踪者」のご家族を支援する団体、特定失踪者家族会の主催によるものです。

当日は映画上映のほか、特定失踪者問題調査会の荒木和博代表と、愛知県内にお住まいのご家族によるトークも行われ、深く心に残る時間となりました。

目次

特定失踪者とは

「特定失踪者」とは、いわゆる北朝鮮による拉致の可能性を完全には否定できないまま、長年行方不明となっている日本人のことを指します。
警察庁が認定する拉致被害者とは別に、家族や支援団体、調査機関などが拉致の可能性を強く疑っている事例は、全国で数多く存在しています。

今回の上映会では、こうした特定失踪者の存在や現状について、多くの人に知ってもらうこと、そして「決して風化させない」という強い思いが込められていました。

「めぐみへの誓い」が伝える真実

イベントでは、横田めぐみさんをはじめとした拉致被害者家族の実話をもとに制作された映画「めぐみへの誓い」などが上映されました。
3作品ほどが上映され、どれも拉致という国家犯罪の残酷さ、そして残された家族の苦しみと切なる思いが描かれており、胸を打たれました。

特に印象的だったのは、「拉致されたのは自分の隣人かもしれない」「被害者の家族は今も待ち続けている」という事実を、観る人に強く訴えかけてくる点です。
このような映画を通じて、問題の深刻さと解決の必要性を、改めて多くの人に知っていただけたのではないかと思います。

家族の声、支援者の声、そして私たちの責任

上映後のトークでは、荒木和博代表がこれまでの調査活動や、現在の情勢についてお話されました。
また、愛知県内にお住まいの特定失踪者ご家族の方も登壇され、失踪当時の状況や今もなお続く苦しみ、そして「必ず帰ってくると信じている」という強い思いを語られました。

その一言ひとことには、私自身も胸が締めつけられる思いでした。
どれほど年月が経とうとも、家族の気持ちは変わらない。
国や社会が忘れかけてしまっても、家族はあきらめない。
その現実に、私たちはもっと目を向けなければなりません。

私も、登壇の機会をいただき、僭越ながら自分の思いを述べさせていただきました。
政治に携わる者の一人として、この問題を「過去のもの」にせず、現在進行形の課題として受け止め、声を上げ続けていく必要があると改めて感じました。

あきらめない。その思いをともに

今回のイベントを通じて改めて痛感したのは、「あきらめない心」が何よりも大切だということです。
拉致問題の解決は長年にわたり、政治・外交の難題として停滞してきた部分もあります。しかし、どれだけ困難であっても、決して解決をあきらめてはならない。
声を上げる人がいる限り、支える人がいる限り、希望の火は消えることはありません。

国際情勢の変化や国内の政局に左右されず、一人ひとりがこの問題に関心を持ち続けることが、被害者の帰国につながる第一歩だと私は信じています。

最後に

主催された特定失踪者家族会の皆さま、そして調査会の皆さまに、心から敬意と感謝を申し上げます。
私も引き続き、地方議員としての立場から、拉致問題の早期解決に向けて声を上げてまいります。

被害者が一刻も早くご家族のもとへ帰る日が来ることを願い、これからも「忘れない」「あきらめない」思いを持ち続けて活動してまいります。

どうぞ今後とも、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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