愛知県は工業県として知られていますが、実は農業も全国有数の規模と実力を持つ県です。
農林水産省の統計によると、愛知県の農業産出額は全国第8位に位置しており、日本の食料供給を支える重要な役割を担っています。
目次
野菜生産が盛んな愛知県
愛知県の農業の中でも、野菜生産は大きな柱です。
温暖な気候と都市近郊という立地を生かし、年間を通じて安定した出荷が行われています。
野菜の産出額は全国でも上位にあり、県内農業を支える中心的な分野となっています。
全国一位を誇る「しそ(大葉)」
愛知県を代表する野菜が、**しそ(大葉)**です。
とりわけ東三河地域を中心に生産されており、収穫量は全国一位。
日本国内で流通するしその多くが愛知県産で、外食産業や家庭の食卓に欠かせない存在となっています。
キャベツなど主要野菜も全国有数の産地
愛知県では、しそだけでなく、キャベツをはじめとする多くの野菜が全国有数の生産量を誇ります。
特にキャベツは、季節ごとに安定した出荷が行われ、全国の市場を支えています。
このほか、トマト、なす、ブロッコリーなども主要な生産品目です。
農業は愛知県の重要な基幹産業
農業は、地域経済や雇用を支えるとともに、安全・安心な食を県民に届ける大切な産業です。
私は、農業は我が国の安全保障の根幹をなす極めて重要な分野だと考えています。
食べ物を自国で生産することは非常に大切であり、他国に食料を過度に依存する状況は、国として大きなリスクを抱えることになります。
愛知県は、工業と農業の両輪で成り立つ全国でも稀有な県です。
今後も、農業施策を県政の根本に据え、持続可能な農業の発展にしっかりと取り組んでいく必要があると、改めて強く感じています。



